ISG2026(国際ジェロンテクノロジー学会)にて口頭発表(2026年3月/カナダ)

2026年3月27日(金)、カナダ・バンクーバーで開催されたISG2026(International Society for Gerontechnology)において、弊社代表・光岡 眞理(広島国際大学 在学中)が口頭発表を行いました。

目次

発表タイトル

“A Multi-Phase ICT-Driven Model for Sustainable Community Support in Super-Aged Societies: From Psychological Engagement to Multigenerational Mutual Aid”

(超高齢社会における持続可能な地域支援のための多段階ICTモデル――心理的エンゲージメントから多世代互助へ)

Mari Mitsuoka, Shigekazu Ishihara, Takashi Nishimura
Hiroshima International University / NPO Genki-ni-surukai

Oral Presentation Session
Room 1510, Tree Island Conference Room
(座長:W.D. Kearns)

研究の概要

日本の超高齢社会が直面する2040年問題——団塊ジュニア世代の高齢化と支援担い手の急減——を背景に、ICTを活用した地域支援の持続可能なモデルを、3段階のフレームワークとして国際舞台に提示しました。

3段階フレームワーク【Point】 →【Line】→ 【Plane】

Phase
【Point】個人レベルのICT接続

LINEを活用した毎朝7時の一斉配信プログラム『脳若365』を起点に、孤立予防のための心理的インフラとしてICTを機能させました。

3年以上にわたる縦断分析により、独居高齢者が非独居者を上回る高い返信率を維持し、感情が「悲しみ→受容→喜び」へと推移することが、感情分析により示されました。

Phase
【Line】行動変容プロセス

熊本市での介護予防サポーター養成講座(95名)を対象に、Random Forest分析を用いて「気づき→意欲→行動」の3段階行動変容モデルを実証。年齢は行動変容の障壁にならないことも確認されました。

この成果は、一般社団法人ウェルビーイング学会が刊行する学術誌「Journal of Wellbeing」創刊号(Vol.1/2025年)に掲載済みです。

Phase
【Plane】多世代互助エコシステム

【Point】と【Line】を統合した「おたがいさまプラットフォーム」として、学生・高齢者・地域住民が世代を超えて支え合う多世代互助モデルの社会実装を提示。

「おたがいさま(互いに助け合う)」という日本の互助文化をICTで実装することが、超高齢社会を乗り越える鍵であることを国際的に発信しました。

本発表の意義

『脳若365』の開始(2021年)から、ウェルビーイング学会誌掲載(2024年)、内閣府採択(2025年)を経て、その研究成果が国際学術会議での口頭発表として世界に発信されました。

日本が直面する超高齢社会の課題とその解決モデルを、国際的な文脈で共有した発表として高い意義を有します。

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