『脳若365』自治体運用版
『脳若365』自治体運用版は、『脳若365』の仕組みを活用し、自治体での運用に適した機能を加えたサービスです。地域資源の “見える化” を実現する「地域資源マップ」や、地域の課題と資源をつなぐ「地域資源マッチングシステム」をご利用いただけます。地域の担い手の活躍の場を広げ、生活支援コーディネーターの役割を明確にすることができます。 さらに、地域の高齢者やミドルシニアを介護予防の担い手として育成する「介護予防サポーター養成講座」もご用意しています。
『脳若365』自治体導入事例
『脳若365』自治体導入事例をご紹介します。
福岡県朝倉郡筑前町/筑前支えあい広場
筑前町では、福祉課、健康課、社会福祉協議会が連携し、町内の「つどいの場」やサロン情報、地域ごとの町歩きマップ、高齢者向けのイベントや講座など、住民に役立つ情報をLINE公式アカウント『脳若365』を通じて年間約100件配信しています。
さらに、2021年3月からは「知っ得マップ」が公開され、身近な「通いの場」や医療・福祉に関する情報が簡単に調べられるようになりました。これにより、地域に密着した情報を手軽に閲覧できるようになり、地域全体でつながりを深める活動が期待されています。
これらの取り組みは地域活動に活用され、筑前町の住民が互いに支え合う温かいコミュニティが育まれることが期待されています。
福岡県鞍手郡鞍手町
鞍手町では、介護予防サポートリーダーをはじめとする地域の活動情報を、鞍手町地域包括支援センターからLINE公式アカウント『脳若365』を通じて配信し、Webサイトでも掲載しています。
また、カスタマーセンターを設置し、サポートリーダーへの定例会などの出欠アンケート実施や日頃の活動についての相談も受け付けています。LINEを通じてサポートリーダー活動を後方支援し、地域全体をサポートしています。
さらに、ポイント事業では二次元バーコードを読み取ることでポイントを付与する仕組みを取り入れ、町民の健康寿命の延伸と地域貢献サポーターの活動促進を目的とした「介護予防サポートポイント事業」に取り組んでいます。
熊本県熊本市/熊本はつらつパーク
熊本市ではサポーターとして登録した方にLINE公式アカウント『脳若365』を通して介護予防サポーター養成講座やフォローアップ講座の情報発信を行っています。
また、令和5年10月より地域資源マッチングを試行し、通いの場や生活支援マッチングの必要性を確認しました。熊本市介護予防サポーターの活躍の場として、世代交代も図りながらICTを活用した介護予防事業を推進しています。今後はマッチングコーディネータを育てるノウハウを蓄積し、マッチングシステムを利用しながら効率的に地域資源マッチングを実現していきます。
福岡県宗像市/ゆめクラブ応援団
宗像市では令和3年より「ゆめクラブ応援団」として地域の通いの場や居場所を増やし、安心して暮らせる地域づくりを支援する団体を組織化しています。養成講座を卒業し、応援団の一員になれば自分たちで活動できるようLINE公式アカウント『脳若365』から後方支援しています。
年に2回行われる合同定例会では1期生から6期生までの交流の場として、地域資源の確認や更新、マッチングを行っています。
また地域で活躍しておられる方の紹介や介護予防に役立つ運動・栄養に関する情報なども配信しWEB掲載しています。(年間80回程度配信)
地域資源を「道具箱」に見立て、自らの活動は何のためか?を追求しつつ活動のモチベーションを維持するための支援をICTを絡めて行っています。
大分県/大分県しんけん元気広場(令和3年度~令和5年度まで)
高齢者が交流などを楽しむ「通いの場」の参加率について、大分県は10年連続で全国1位です。令和3年、コロナ禍で始まった「オンライン通いの場推進事業」は社会情勢や居住地域等に左右されず地域とのつながりを維持し、住民主体となって運営する通いの場の活動手法の選択肢の一つとして取り組まれました。
コロナ禍でもLINE公式アカウント『脳若365』を利用することで事業を止めることなく推進でき、通いの場参加率の継続に貢献しました。
佐賀県江北町
江北町では、買い物やゴミ出しなど、日常生活のちょっとした困りごとを支援するボランティア “生活・介護支援サポーター(へそのまちお助けサポーター)” が活動しています。
LINE公式アカウント『脳若365』を活用し、へそのまちお助けサポーターのみなさまに、定例会の様子や生活支援コーディネーターだよりなどのメッセージを配信し情報共有をおこなっています。また、この仕組みを利用して、生活支援のマッチングを成立させています。
マッチング成立後のキャンセル・不都合などにも迅速な対応をしています。
千葉県長生郡白子町/白子町支えあい広場
白子町では、町のさまざまな情報や健康づくりに関する情報をWebサイト「白子町支えあい広場」で提供しています。
白子町の生活支援や通いの場に関する情報をいつでもキャッチできるよう、「知っ得マップ」を運用し、地域の支えあい情報を効果的に住民のみなさまと共有しています。