エビデンスと研究

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『脳若トレーニング』のエビデンス

認知症予防を目指す『脳若トレーニング』にとって、その科学的根拠(エビデンス)を明確にする事は、何よりも重要な事です。
このため2013年、大学の研究者(臨床心理士)に「計画~実施~評価」という一連のプロセスについて監修をいただき、トレーニング効果を実証するためのプロジェクトを実施しました。
さらに2015年には、地域づくりの担い手である高齢者や、自治体の担当者にヒアリングを実施する事により、『脳若トレーニング』がもたらす地域づくりへの効果を確認するための追加調査を行いました。

『脳若365』のエビデンス

Professorのコトバ

孤立しがちな高齢者を、毎朝のメッセージのやりとりで社会とつなぐ『脳若365』と『オンライン “通いの場”』 ~ 一人一人の参加者に喜んでもらえるパーソナライズをAIで実現 ~

広島国際大学
健康科学部 心理学科 教授
石原 茂和

毎朝、折々のトピックをLINEで発信し、それに対する参加者からのお返事にサムライトのスタッフが人手で一つ一つ返信をする、『脳若365』。
COVID-19流行の激しかった2021年から、高齢者の孤立を防ぐ目的で、大分県をはじめ自治体からの依頼により本格的に実施しています。

やりとりの成果を共同研究として、最新のAIをつかって分析をしています。分析には、個人情報が流出しないように、細心の注意を払っています。

一人一人の参加者のお返事を分析すると、季節ごとの興味の変化や、一貫した強い関心事が浮かび上がり、その人その人に合わせて、確実に楽しんでいただけるお返事をする強力なツールが出来つつあります。

このように、毎日、ICTを活用して高齢者の知的関心を刺激し、かつ新たな社会的な参加を促す試みは世界的にも、ほとんど唯一のサービスと言えるユニークなものです。

高齢者の自立に役に立つテクノロジーを開発する、またテクノロジーをどう使っていけば良いかを考えるInternational Society for Gerontechnology(国際ジェロンテクノロジー学会)の、フランクフルトで2024年9月に行われた、ISG2024(第14回ジェロンテクノロジー国際会議)で株式会社サムライトの光岡社長が、第一弾の分析内容を発表し、ヨーロッパと北米からの研究者に賞賛していただきました。

引き続き、株式会社サムライトのサービスを一人一人の参加者に喜んでもらえる、よりパーソナライズされたものにしていく研究を、続けていきます。

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