毎週水曜、隣町から軽トラックでやってくる徳重さん。

「気心庵」の『脳若トレーニング』に毎週欠かさず通うのには、大きな目的があるのです。

「まだ車に乗りたい」

最近、免許の更新に行ってきたという徳重さん、教習所でも最高齢だったそう。

「ここのおかげで高齢者講習もバッチリやった」とにっこりされていました。
そうです、「元気なうちはボケないで外に出ていろいろ体験したい」という強い気持ちから、
徳重さんにとって「運転免許証」は自分の元気の証なのです。

徳重さんは2年前に奥様を亡くされました。認知症だったそうです。
一人暮らしになり、生活は家でテレビを見る事ばっかり。これではいけないと思ったそうです。
その時、町のサロンで開催された『脳若トレーニング』に参加したのが『脳若』を知ったきっかけです。

自分の町では全11回講座で終わってしまって・・・。それから、このトレーニング受けられるところをずう～っと探していたんだそうです。そうしたら、ここでやってると聞いて、すぐに申し込まれました。

「物忘れがやっぱり気になるんですよ。ここに来ると楽しいし、人ともしゃべるのでいいよ。」
普段は、あまりたくさんはおしゃべりされないのですが、かみしめるように言葉が出てきます。

インタビューが終わり、翌日わざわざお電話をいただきました・・・

「一番大事な事を言うのを忘れとった。先生方が良いから続くんじゃ。」

グッときました。とっても素敵な方です。

徳重さん、マイペースで『脳若』を是非続けてください。

そして安全運転も！