“脳若”(介護予防事業)をお考えの方へ

パートナー事業者の声

自動車教習所としての取組み

澤田 裕江さん

澤田裕江さん

銚子大洋自動車教習所(千葉県銚子市)では、年間1500人~2000人を超える方が高齢者講習にいらっしゃいます。

『脳若』を導入しようと思ったきっかけは、その高齢者の方々に何か発信できるものはないか?と思ったからです。

本業の方では、警察の交通課の署員と話す機会がよくあります。銚子市内でも警察とも協力して交通安全の様々な啓蒙活動を行っているのにも関わらず、高齢者の死亡事故が多い。
何とも言えないむなしさを常日頃から感じています。

また、「認知症と運転」は昨今でも社会問題となっています。認知機能の低下・改善について何とか市民の方に発信するものはないだろうかと考えていたところ、『脳若』と出会いました。

現在は教習所の休校日である月曜日、そして市内のコミュニティ等数ヵ所で講座を開催しており口コミで広がったことで受講者は約60名にまでなりました。

受講生の中には「命の次に大切なものが運転免許証なの」という切実な思いの方もいらっしゃいます。

『脳若』はコミュニケータという講師がリードするグループレッスンで、「認知症予防」という観点でも楽しく認知機能を向上させながら発語やコミュニケーションを誘発できる確立されたプログラムだと思います。

講座ではスタンプ制を採用していますが受講生は一度入会されると退会されないのがすごいですね。

銚子大洋自動車教習所オリジナルのどら焼き

うちはタイミングよく妹の昌子が『脳若』担当で動くことができましたので、導入後すぐに活動する事ができました。

生まれ育った地域で、受講生様が楽しみで通っていただいている様子を見るのは、個人的にも嬉しいことです。

2015年6月には、75歳以上のドライバーを対象に「認知機能検査」を行い、認知症の恐れがあると判定された方は、医師の診察を義務付けるという改正道路交通法が成立しました。
早期発見による事故防止が目的であると共に、免許取り消しが急増する可能性もあります。

私の想像の中では、きっと困る方や憤慨される方もいらっしゃるはずだと思っています。
この方々に対して、教習所として後からの精神的なフォローしかないのか?ほかにできることはないか?と思ったとき、事前に予防することには大きな意味があると思うのです。

高齢者講習にお見えになるご高齢者の方は、たとえ健康な方であっても、試験と捉えてとても緊張される方が多くいらっしゃいます。
この度の法改正で、これからはもっとそうなることでしょう。

「認知症予防」に取り組むことの必要性を感じるとともに、教習所として地域との関わりをこれまで以上に大事にして、この事業を広げていきたいですね。
これは、高齢者講習の際にお茶と一緒にお出しする当社オリジナルのどら焼きなんですよ!
講習での緊張を少しでもほぐしていただければと思ってお出ししています。

これからも大好きなこの銚子という地域の活性の為に、尽くしていきたいと考えています。

銚子大洋自動車教習所